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傭兵と吟遊詩人<19>完 

傭兵と吟遊詩人

 ヴェルハが今夜の宿である酒場の納屋を抜け出したのは、夜を蠢くものさえ眠りに付くであろう時刻。月も沈んだ夜と朝の狭間の街を、漆黒の闇に溶け込むような姿の男が駆け抜けていく。夜番の兵士の交代の時刻は調べさせている。伯爵から城の中庭への抜け道も秘かに渡されはしたが、それを使う事は避けたい。配置の薄い場所は簡単に見つかった。戦場で生きるヴェルハにとって、王宮での見張りしか知らぬ兵士など、雑魚以前だ。城壁の...全文を読む


傭兵と吟遊詩人<18> 

傭兵と吟遊詩人

 歌い終えたヴェルハが乾いた唇を舌先で湿らせる。まるで舌なめずりする猛獣のような仕草に、残った男たちの喉の奥から、声にならない悲鳴が漏れた。もう一歩踏み出したヴェルハに、じりじりと男たちが後退する。一人が逃げ出すと、後はもう歯止めが利かない。身を翻して逃げ去る男たちの背中を見送って、ヴェルハが血払いした剣を納める。それを見たフォゼラが声を上げた。「いいのか?」「あの女があんな奴らにやられると思うか?...全文を読む


傭兵と吟遊詩人<17> 

傭兵と吟遊詩人

 強くあることだけを己に課した男。容赦なく剣を振るう黒い髪と黒い瞳を持つ傭兵。ヒソヒソと貴族たちが囁く声があちこちで起こった。黒い瞳と黒い髪。黒いマントを纏う名の知れた傭兵といえば、子供でも知っている。それにドノヴァン伯爵夫人の連れた傭兵の一人がその男だということも、既に貴族たちの間では噂だった。「漆黒い旋風?」囁きを耳に止めた公爵が疑問を口にする。ヴェルハの強い視線は明らかに自分をターゲットにした...全文を読む


傭兵と吟遊詩人<16> 

傭兵と吟遊詩人

 「フォミゼイラ・サング、ヴェルハード・ベルゼン。出番だ」どのくらいの時間が過ぎたのか、ふいに扉が開き、声が掛かる。芸人たちと違い、兵士たちに囲まれるようにヴェルハとフォゼラは長い回廊を歩く。その中、フォゼラは込み上げる殺気を殺すことが出来なかった。一度だけ目にしたフォートルン公爵の次男は、踊る姉を爬虫類が獲物を目にしたときのような視線で眺めていた。姉を死ぬ寸前の目に合わせ、親方を殺し、小屋の仲間を...全文を読む


傭兵と吟遊詩人<15> 

傭兵と吟遊詩人

 「改めての依頼じゃ。明後日に国王主催の晩餐会が行われる。ここにいくつかの国からの来賓も来ておる。隣国からはやっかい払いしたい輩を送り込んで来おった」セレフィーアが静かに声を上げた。張りのある声は戦場でも響き渡るだろう。「この輩。殺させてはならん。無事に国を送り出せ」新たな依頼に、コウリャが声を上げた。さすがに依頼の変更に対する交渉はせねば、コウリャの連絡役としての腕を問われる。「伯爵夫人。私どもは...全文を読む


 

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