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BARエルミタージュ<9> 

*今回、最初っから15禁。ご承知の上、お進みください。
 飛ばしても、話の支障はありません。

「声は殺す必要は無い。もっと素直に上げろ」
吐息さえ奪われそうなキスって奴を、俺は初めて体験した。もしかして、ヒロさんって、結構遊んでる人なのかもしれない。
長い指は器用に、俺の感じるところを探り当て、快感を暴き出す。
俺はそのたびに、恥ずかしさで消えてしまいそうになった。
以前抱いた女の子だって、初めてのときに、こんなあからさまな反応はしなかった。
「硬くなる必要は無い。人の身体って奴は、凹凸部分は感じるように出来てるもんだ」
「け、どッ、ん、オンナみたい…で」
俺は喘ぎの間から、何とか意味のある言葉を吐く。
「ばーか。初心者相手に感じさせてもやれないなんざ、俺が自信無くすぞ」
確かに初心者かもしれないけど、それって、俺が下手だったってこと? 何か大人の余裕がムカつく。
「素直になれって。俺の言葉、信じられない?」
「ん、あっ、そんな…んじゃ無い、んんッ」
散々、喘がされて、反論しようとするのさえ空しい。
全身余すところ無くキスされて、へろへろになった俺の唇に、ヒロさんのキスが降りてきた。軽いバードキスが、フレンチキスに移行する頃には、俺の躯は腰が立たないくらいにふにゃふにゃで、でもあそこだけは元気に勃っている有様だ。
唇が離れる寸前に、歯列の裏をぺろりと舐められて、びくりと震える。そんなとこが感じるなんて。
「圭、可愛いぜ」
囁かれた言葉に、ちょっとだけ羞恥が甦った。
「ここ、いい?」
ヒロさんの指が俺の入り口に触れる。いよいよかと俺は硬く目を閉じた。
「嫌なら、別のやり方もあるから。気にせずに云えよ」
「へ?」
俺が、思わず目を見開くと、ヒロさんの童顔気味の顔が、雄の気配を滲ませて見下ろしているのと、ばっちりと目が合う。気恥ずかしくて、俺はぷいっと顔を逸らした。
「ああ、やっぱりね。女の子とやったことがあるって子はどうしても、ソコがゴールだと思うらしいけどな。使わない人もいる。云ったろ『男同士』なんだから」
「ヒロさんは? どっちです?」
「ま、俺はどっちでも。相手に合わせるよ」
微笑んで云ってるけど、聞いてきたってことは、やりたいんだろう。
「ここまで来たら、責任とって、全部ヒロさんが教えてください」
俺が言い放った言葉に、今度はヒロさんがあっけに取られた顔をしている。何となく『一本取った』気分になって、気持ちいい。
しばらく考え込んでいたヒロさんだが、にやりと人の悪い笑みを浮かべたかと思うと、俺の上に覆いかぶさってきた。
「大人の責任で全部教えてやるよ」
ヒロさんが、俺の奥に触れてくる。
長い指が俺の入り口を広げ、俺の躯の奥に隠れた感じる場所を探り当てた。
執拗にそこを攻めたてていたヒロさんの指が引きぬかれたとき、俺はヒロさんの雄を感じる為に目を閉じた。


「いくぞ。躯の力抜いておけ」
ゆっくりと押し広げるように、ヒロさんが入ってくる。痛みに顔が引きつった。
「少し、我慢しろ」
押し広げては引いての繰り返し。こんなに時間を掛けてヒロさんは気持ちいいんだろうか?
気になって、うかがったヒロさんの顔は、眉根を寄せた額に汗が滲んでいる。
「ヒロさん。我慢なんかしなくていいですから」
俺は、ヒロさんにすがり付くように、そっと首に腕を廻す。
「馬鹿。最初が肝心。痛い思いばっかりじゃ、セックスなんて嫌いになっちまうだろ」
「でも」
「オジサンに任せなさいって」
ふざけた様に云うと、ヒロさんは器用に片目を瞑ってウインクした。
『オジサン』という言い方に、俺は思わず吹き出した。カッコイイのに。
「そう、そのまま、力抜いてな」
笑ったことで、余計な力が抜けたらしい。
ヒロさんがゆっくりと俺の中に入ってくる感触がリアルだ。
「痛いか?」
「いえ。痛くはない、けど変な感じです」
「そっか。じゃ、ここは?」
奥まで届いた俺の中を、ゆっくりと探るようにヒロさんが動く。
そうする内に、ピクリと俺が反応したのは、丸判りだったんだろう。ヒロさんがニヤリと笑った。いたずらっ子のような無邪気な微笑み。
「見っけ」
「え、ちょ、ヒロさ、んんッ、あ」
思わず身体を起こそうとするが、今までの優しさが嘘のように激しくヒロさんが動き出した。
感じる部分を執拗に攻めたてる。
「あん、は、ぁッ…ヒロさん、あ、ヒロさん」
急速に追い上げられて、生理的な涙がこぼれた。
すがりつきたくて何度もヒロさんの名前を呼ぶ。
「マスターの名前、呼んでもいいぞ」
「え? あ…、そんな」
耳元の囁きは、残酷で魅力的な誘惑だった。
只でさえ、何となく似ていると思っていた相手だ。初めての経験に混乱していた俺が理性を手放すのは、時間の問題だろう。
「圭くん、可愛いよ」
普段のヒロさんなら、まずしない柔らかな言葉使い。
「可愛い。とても素敵だ」
それが、ますます俺を混乱に落としいれ、俺は思わず呼んではいけない名前を口にしていた。
「愁さん」
「圭。気持ちいいかい?」
耳朶をかみながら、囁く相手が、誰かなんてもう判らなかったというのは、言い訳だ。
俺は、その時だけの優しさに身を任せ、快感だけを追っていた。


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